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2024.04.01

【IoT関連/東日本営業担当】北海道旭川市・土木事業所様 カメラ搭載河川水位監視システムの実証をスタートさせて頂きました。

 北海道旭川市様におかれては、2022年6月、東旭川町瑞穂地区において観測史上最大となる24時間85.5mmの降水量を記録しました。この影響でペーパン川が溢水し、瑞穂旭川停線早苗橋上流側左岸が浸水した経緯があります。ペーパン川は2016年8月、18年7月にも洪水被害を出しており、河川改修の最中だったとのことです。住戸や農地が浸水し、堤防の破断した箇所から河道内に内水が逆流した様子が見られたとのことです。また厳冬期が過ぎ、融雪の時期になると川を雪が雪だるまのように下流域にながされ、雪だるま状の雪は、橋で堰き止められそれが誘引して道路へ越水するなどの被害もでているとのことです。

 こういった背景から、今回、土木事業所様の全面的なご協力をいただき、該当地区の橋欄干を活用し、カメラ搭載超音波方式河川水位監視システムを設置、実証をスタートさせて頂きました。現場は、市街地よりも20kmほど離れている場所ですが、システムにより遠隔で河川の状況を画像と水位を確認することが可能となります。また、3段階のアラート通知機能を活用することにより、事前対策を講じた上で現場対応が可能となります。その他、通信の双方向機能を具備していますので、土木事業所様関係各位のリクエストによって計測時刻以外での監視・確認が可能となります。

 当システムは、今日において国内どこでも発生する可能性のあるゲリラ豪雨に対して、付近住民の皆様の早期避難を誘導し、安心・安全を担保する有効な手段の一つと考えています。今回の実証を契機に、旭川市様の治水事業への取り組みの一助となるべく、尽力して参る所存です。